コミュ障のための人間関係の基本原則
私はコミュ障だ。
例えば、思いついたことを喋れば人を不愉快にし、知らない間に人に嫌われ、人間関係がこじれて大事になっても、なぜそうなったのかイマイチ、ピンと来ない。
そのため、人間関係の基本原則を備忘として記事にすることにした。
あなたの参考になれば嬉しい。
人が一番関心を持っている事柄は自分自身
これが最も根幹にある原則である。誰だって自分のことは褒められたら嬉しいし、自分の話を聞いてもらいたい。攻撃されると身構えるし、馬鹿にされると癇に障る。つまり、人間関係については何を見下したり蔑むかより、何を尊重するかを考えた方がいい。少し意味はズレるが、関心があるというのは「プライド」や「利己的」と言い換えられるかもしれない。
相手の何を尊重すべきか
それでは私たちは相手の何を尊重すればいいのだろうか。相手がより大事にしているものというのは、より尊重してほしいものというのはどうすればわかるのだろうか。人間関係の達人はこれがすぐにわかる人である。
私なりに考えると、相手が能動的に努力していることに着目することがコツの一つだと思う。例えば、最初から仕事ができる優秀な人に「仕事ができるんですね」というのと、努力して優秀になった人に「仕事ができるんですね」というのでは、相手の中で重みが違ってくる。
ここで、私のようにコミュニケーションに自信がない人は下記の本がお勧めである。
紹介した本には、相手の関心ごとを見極めるのに、下記の質問が効果的だと書いてある。
・あなたは仕事に何を求めていますか?
・あなたは人生に何を求めていますか?
・あなたは何を最も大切にしていますか?
常に他者とのコミュニケーションで考えたい質問である。
この文章を見ているあなたも、あなたなりの考え方やコツがあればぜひともコメント欄に書いて共有してほしい。
相手は変わらない、自分を変える
相手と馬が合わないからといって、相手の人間性や行動を変えようとしてはいけない。相手が攻撃的なのは、自分が高圧的だからなのかもしれない。相手があなたを嫌いなのは、あなたが上から目線だからかもしれない。相手が自分に興味がなさそうなのは、あなたの人間的なレベルが低いからかもしれない。まず自分のことから見直していくことが大事なのだ。
自分を変えるというのは、人間性の話ではない。あくまで、行動や発言といった表面上のものだ。
もちろん、限度もある
もちろん、自分を変えてもどうしようもない問題があるし、避けてもいい人もいる。
例えば、相手の家庭環境が劣悪だから相手の人間性が歪んでしまった、というのはどうしようもない話だ。だから、そういう相手には近寄ってはいけない。それに、何事も自分のせいと考えすぎてしまうと、精神を病んでしまう。自分の心身が健康かどうかを優先した方がいい。
ネガティブな一般論しか言わない人との付き合い方
特に、個人的な経験談だが、ネガティブな一般論しか言わない人は避けてもいいし、避けた方がいい場合が多い。まず否定してくるので、物事が先に進まない上に、根拠が一般論なので生産性がまるでない。ましてや、否定するという目的が先んじており、後付けの根拠として一般論を付けている気さえしてくる。
賢い人やあなたのことを考えている人というのは、本当に保守的にふるまったほうがいいときだけネガティブな一般論を用いる。そのため、基本的にあなたのことを肯定するスタンスをとるが、本当に大切なときだけ、あなたを止める(例:良い親というのは、あなたがやりたいことを基本的にはさせようとする。しかし、例えば、あなたが株式取引やFXに借金をして取り組もうとしているときは「損をするかもしれない」とあなたを止めるだろう)。
だが、常にネガティブな一般論を用いる相手というのは、否定的な人間なので、付き合わないほうがよい。前向きな正論を諭してくれる人と積極的にかかわった方がいい。どうすればやりたいことができるか、目的を達成できるかを教えてくれる人とかかわった方がいいのだ。
上から目線で振舞われて気持ちいい人はいない
上から目線で振舞ってはいけない。つまり、相手に対して「~~してもらって当然」という風に振舞ってはいけない。
これに関してはちきりん氏の下記の記事が非常に参考になる。
ちきりん氏のブログは引用できないようになっている(?)ので、引用は差し控えるが、例えば、下記の1と2のような例が分かりやすいだろう。
- 現在、部下に指示して調査させている
- 現在、部下が頑張って調査している
2の方が部下を対等に扱っている(=上から目線ではない)感じが出ていないだろうか。
例えば、「指示」ではなく「お願い」する。「給料が出ているので仕事して当然」ではなく、「わざわざ手間を割いてもらいありがたい」と思う。どちらが言われて気持ちいいだろうか。
ただし、あなたは「お願い」することはあっても、常に「お願い」されるようになってはならない。いちいち下手に出てお願いする、というのは非常に負担がかかる。言葉を選ばずに表現するなら、めんどくさい。「お願い」されるというのは気難しい人だと思われているということだ。人間関係において、気難しい人は静かに隅に追いやられ排除される。
まとめ
今更人には聞けないレベルの人間関係の基本原則を書いた。
人によっては、低レベルな内容すぎてしょうもないと思ったかもしれない。だが、私たちは仕事をしていて、当たり前のことをとんでもないことのように感じた体験というのは少なからずないだろうか。
この記事は私の備忘録でもあるため随時更新していく予定だ。
また、あなたなりの「人間関係の基本原則」があれば教えてもらえると心から嬉しい。
意図していないコミュニケーションのトラブルが一つでもなくなりますように。
下記が参考書籍である。
この「世界基準の上司」は上司やマネジメント層以外にも、社会人全員に読んでもらいたい本である。マネジメントにおいて極めて重要なコミュニケーションについて、分かりやすく、かつ具体的に書いてある。
相手もよろこぶ 私もうれしい オトナ女子の気くばり帳 (SANCTUARY BOOKS)
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コミュニケーションに自信がない人はこちらを一読することをお勧めする。
イラストが多いので分かりやすくてテンポよく読める。男性の私が読んだ感想だが、女性がいかにハイレベルなコミュニケーションを行っているかが再認識できた。
仕事上のコミュニケーションで悩んでいる人には、下記の記事もお勧めである。