投資信託の分配金生活には資産がいくら必要か計算して絶望する
働きたくない。
そういう人は多いだろう。私もそうである。
そこで目を付けたのが投資信託で、分配金生活を夢見ながら働いている。
しかし、分配金生活までの道のりを計算して、これは不可能かもしれないと思い始めた。
この記事では、資産がいくら必要か、また私なりに考えた別のプランを書こうと思う。
ぜひ、参考になればと思う。
分配金とは投資信託の一部解約
認識を一致させるために、簡単に言葉の意味を書いていく。分配金とは、投資信託の一部解約である。
例えば、あなたが120円の投資信託を持っているとする。20円の分配金を渡されたら、その投資信託の価格は120円-20円=100円になる。
投資信託とは元来、投資信託の価格が上がる→分配金として上がった分を取り崩す→価格が下がる→時間をおいて、価格が上がる→分配金として取り崩す…を繰り返すものである。
次は、投資信託の価格が上がるパターンを紹介する。
投資信託の価格が上がるのは2パターン
投資信託の価格が上がるのは、主に以下の2パターンに該当するときである。
ここで、安定した投資信託の収入源になるのは後者である。
分配金生活に必要な資産はいくらか
ここからが本題である。
仮定として分配金の比率が比較的高い不動産のインデックスであるJ-REITに投資した場合を考えていく。現在の分配金の割合はおよそ3%(税引き後)である。(参照:
JAPAN-REIT.COM - 全ての投資家のための不動産投信情報ポータル REIT一覧)
私は現在、月の手取り15万円である。年で考えると15×12か月=180万円である。
そのため分配金生活には180万円÷3%=6000万円の資産が必要になる。
正直、私には6000万円貯めることは無理だと思う。毎日生活するだけで精いっぱいである。
不動産のなかでもホテルや観光など、今盛り上がってるところに投資をすればリターンは多くなるかもしれないが、長期的にみるとオリンピック後に盛り下がっていくだろう。
なお、余談だが、不動産の分配金が3%という水準は比較的高いほうである。理由は、現在マイナス金利なことだ。J-REITの分配金というのは、不動産の利益がそのまま分配金になる。銀行に支払う金利が下がれば利益は上がるし、金利が上がれば利益が下がる。現在が金利が低いので、分配金に回る金額は多額となる。
(3/5追記:一概に、3%という水準が高いほう、とは言えないようです。)
別プラン1:借金をしてレバレッジを利かせる
気づきながら避けていた手段だが、短期的にはこれしかないのかもしれない。借金をして株や不動産に投資し、値上がりしたところを売る。もしくはマンションを購入して家賃収入を得る。正直、破滅の第一歩な気がしてならない。
別プラン2:収入を増やす
長期的に考えてこれだろう。以前までは本当に一か月120時間働くのが限界であった。一回、体を壊すとロスタイムとてつもない。最近は体がやや楽になってきた。何かを考えようと思う。というより、考えなければならないのだ。
別プラン3:見方を変える
6000万円資産があれば1年働かなくてもよいということは、もし資産が1000万円あれば年間で働く時間が6分の1減るということである。毎年、資産が増えるごとに働く時間が減っていくのだと思えば、それは嬉しいことである。
さいごに
私は体を壊してから本気で働きたくなくなった。今後、社会人として生きていく自信も、正直なところない。働くことそれ自体に、苦手意識がある。
今回の記事はネガティブな内容だったが、私にはきっと転機なのだろう。
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