「速さは全てを解決する」のおかげで仕事にかかる時間が2分の1になった
これは仕事が遅かった私への自戒を込めた記事である。
先日、「速さは全てを解決する」の書評記事を書いた。
この記事で、実践した結果を報告したい。
概要としてはいつも行っている仕事にかかる時間が2分の1になった。
思い返すと、別段変わったことをしたわけではない。普通のことを積み重ねていっただけである。ぜひとも参考にしてほしい。
- まずゴールと段取りを考えて、集中する
- エクセル、Windowsのショートカットキーやそれを利用した操作は30個ほど覚えた
- ブラインドタッチ、辞書登録は「慣れ」
- アウトプットイメージ作成アプローチは便利
- さいごに
まずゴールと段取りを考えて、集中する
基本中の基本だが、まずは作業を進める前に、その仕事のゴールとそれの段取りを考えよう。ポイントはいきなり仕事に手を付けてはいけないということだ。頭で考えた段取りをA4の紙に書く、図解するのもお勧めだ。
前もってゴールと段取りを考えておくことによって、「途中から別の仕事を始めてしまう」「考えながら手を動かすことによって、手を動かす速度が遅くなる」「なんの作業をしているか分からなくなり、現状の整理、確認をしてしまう」という時間のロスが無くなる。
副次的な効果としてto-doを管理する能力も上昇する
一つのことをしていると、「これを確認しなくてはいけないのではないか?」「ここの部分はどうなってるんだろう?」ということに気づいたり、ほかの人から別の仕事を頼まれたりする。
ゴールと段取りを決めて、それらと自分が今行っていることとを線引きすることにより、「次にこれをやろう」という意識が芽生え、それらをto-doとして管理するようになる。また、常日頃から段取りを考えているので、そのto-doをどういった段取りで進めるかなどもすぐに理解できるようになる。思考をする時間が減るので体力を節約できる。
エクセル、Windowsのショートカットキーやそれを利用した操作は30個ほど覚えた
自分が新しく覚えたショートカットキーやその組み合わせパターンを気づいたときにメモしていたのだが、現在およそ30個ほどメモしてあった。
組み合わせパターンというのは、例えばエクセルで空白のセルを埋めたいときに用いる「範囲選択→F5→alt+s→k→enter→適当なセル→ctrl+enter」のようなキーの組み合わせだ。
これらのショートカットキー、組み合わせを身につけるには、作業中にマウスを使わないことがお勧めだ。
最初のうちは非常にスピードがダウンする。だが、マウスを使わないことにより、無理やりにでも身につけることができる。
ビジネス書も役に立ったといえば役に立ったが、個人的には、作業で「これはどうやればいいんだろう」と思うたびに検索して、それを反復したほうが身に着いた気がする。
私が使用したビジネス書はこちら。
「たった1日で即戦力になるExcelの教科書」は初心者には非常に良い本なのだが、alt系のショートカットキーが全然載っていない。そのため、印象としては入門書といったところだ。
ビジネスエリートの「これはすごい!」を集めた 外資系投資銀行のエクセル仕事術???数字力が一気に高まる基本スキル
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これら2冊の本と、その都度作業するたびに検索することで、ほとんどのことがキーボードでできるようになるだろう。
ブラインドタッチ、辞書登録は「慣れ」
ブラインドタッチと200~300個の単語の辞書登録による高速化は、習得するとテンポよく仕事が進んでいく。ぜひともお勧めしたい。
習得、高速化についてだが、ブラインドタッチの速度を上げるには、反復しかない。また、200~300個ほどする辞書登録も、エクセルのショートカットキーのように、こまめに登録→変換して身に覚えさせるしかない。最初のうちは辞書登録していたものを、そのまま全部入力してしまったりもする。そのたびに気をつけようと意識するしかない。
アウトプットイメージ作成アプローチは便利
資料を作成するときに、成果物のイメージを上司と共有しておこう。上司がイメージを教えてくれなくても、「こんな感じですか?」という風に、簡単なイメージ図を持っていこう。
最初のうちは、イメージを共有できたと思っても、上手くいかない。だが、回数を重ねるごとにより細やかな部分までイメージを共有できるようになる。回数を重ねて、「この部分は絶対目標なのか、努力目標なのか?」「この部分の分量はどのぐらいにすればいいのか?」など勘所をつかむことにより、より速く成果物が作れるようになる。
さいごに
ここまでいろいろと書いたが、私はまだ仕事が遅いほうだ。おそらく社会全体的には「すごい遅い」から「結構遅い」になったレベルで、大したことは全然ないだろう。
しかし、仕事を速くすること、速くなったことは、私からしてみたらかけがえのない経験であり、この上ない充実感であった。
今後も継続したい。
他にもゼロ秒思考について書いています。
Outward Matrixは、興味深く、勇気づけられるブログです。
ゼロ秒思考の応用です。