職場にいる攻撃的な人とストレスなく接するための対処法
会社に行くのが怖い。
職場に攻撃的な人、モラハラをしてくる人がいるだけで、会社に行きたくなくなるだろう。私もそうだった。毎朝起きるのも嫌になった。
しかし、攻撃的な人には正しい接し方がある。それを知ってからは気持ちがずいぶんと楽になった。
この記事で、攻撃的な人への正しい対処法を学び、少しでも仕事を快適にしてほしい。
なぜ、あの人はあんなに攻撃的なのか
攻撃的な人というのは、おおまかに分けて以下の二つのパターンとなる。
- コンプレックスを抱えながら生きてきた
- 精神的に傷つくような思いをしており、心に傷がある
自分に自信がない人や、精神的に傷ついたことのある人は他人に対しても攻撃的になる傾向がある。
単純に仕事においてプロ意識が高く、攻撃的なふるまいをしている場合もあるが、そういった人にも今回の記事は適用可能である。
相手にも何か事情があるということを自分が知っているだけでもストレスは緩和される。まずは知ることが対処の一歩である。
コンプレックスを抱えながら生きてきた
コンプレックスを抱えながら生きてきた人は自分に自信がなくてしょうがない。その自信のなさを埋め合わせようと、他人を攻撃して貶めようとする。
例えば、あなたの家族は、自分以外の全員が医者だとする。毎日のように「お前は医学部に入ることもできないやつだ」と家族から言われているとしたら、どういう性格になるか、想像に難くはないだろう。
精神的に傷つくような思いをしており、心に傷がある
先ほどのコンプレックスを抱えながら生きてきた、にも通じる部分があるが、心に傷がある人はささいなことにも、過剰に反応しやすい。
心に傷がある人についての詳しい記事はこちらである。
心に傷がある人は人間関係を「敵か味方か」のような両極端でしか考えることができない。敵だと見なした結果、非常に攻撃的なふるまいをしてしまうのだ。
こういった場合の特徴として、攻撃的な人の、敵へのふるまい方というのは、自分がかつて精神的に傷つけられたときのふるまいと同じものになる、という特徴がある。
攻撃的な人への対処法
まずは、相手に何かしらネガティブな事情があると思うだけでも、気が楽になると思う。ここからは、そういったネガティブな事情がある人との関係を改善していくことを目的とした方法を書いていく。
なぜなら、仲良くなってしまえば攻撃はされないからだ。
とはいっても、プライベートの付き合いをする、とかそういうものではない。あくまで日頃のコミュニケーションの質を向上させるものである。
具体的には以下のようなものである。
- アクティブリスニング
- アクティブリスニングのあとに事情を説明する
- 相手を褒める
それでは、順に説明していく。
アクティブリスニング
アクティブリスニングと書いたが、たいそうなものではない。
ただ「相手の話を最後まで聞く」「聞きながらうなずいたり、メモを取ったりする」というのをするだけである。相手の言っていることをちゃんと聞いているという態度を示すのに、相手が使っている言葉をただ繰り返し言うというのも効果的だ。
つまり、相手の話を全部ちゃんと聞いているという態度を示すことだ。
これを守るのと守らないのでは結果が全然違ってくる。簡単なので、 まずはこれをやってみてほしい。
アクティブリスニングのあとに事情を説明する
こちらが何か言いたいことがあるのだったら 、アクティブリスニング後に言うのが効果的だ。そのほうがこちらの言い分を受け入れてもらいやすい。
こちらにも事情があった、ということを伝えるのを数回繰り返すと、相手は自然と、何かしらの事情があったんだろう、と察してもらえるようにもなりやすい。
こういったことを繰り返すと自然と関係は改善していく。
相手にポジティブな共感を示す
相手に何が良いことが合った場合、「良かったですね!」と伝える。また、相手が何かすごいことを成し遂げた場合、「すごいですね!」と反応する。コンプレックスを抱いてる人や心に傷がある人には効果的である。
攻撃的な彼ら、彼女らはそういった反応を周囲からされなかったために攻撃的になってしまったのである。ポジティブな共感は、相手との人間関係の改善に非常に効果的である。
さいごに
攻撃的な人にも何かしらの事情がある。そして、それは多くの場合、悲しいものである。それで許せる話ではないが、そう思うだけで少し楽になるのではないか。あなたに攻撃的な理由は、あなたが原因ではなく、攻撃的な人の中にこそ存在する。
そして相手にやり返そうとか思わずに、「この人との関係をもっとより良いものにしよう」という観点から接してほしい。
関連記事はこちら、自分に自信をもつ(自己肯定感を高める)ための記事だ。
もしかしたら攻撃的な人は愛着障害なのかもしれない。
一番分かりやすい書籍はこちら。詳細に、かつ分かりやすく書かれていて読書とか苦手、という人でも読みやすいです。