他責思考のクセがついてしまっている他責病の人にどういう風に接すればいいか
職場に厄介な人がいる。
いつも人のせいにしてばかりである。事情や言い分はやや理解できるが、納得できない。もうちょっとなんとかしようとしてくれと思う。円滑なチームワークを期待できそうにない。
確かに、そういった人は厄介だ。しかし、中には何とかできるパターンがある。
この記事ではそういった他責社員をより戦力化する方法を紹介していく。ぜひとも参考にしてほしい。
他責な人とはどういう人か
いつも拝見しているブログが、表現こそ違うが分かりやすく記事を書いていたので引用する。
今回の記事でいう「他責な人」とは以下の引用のような人である。
「指示通りやりました」「仕事を頼まれたので」「先に決めてくれないから」と、私は悪くない。他が悪いという考え方が全面にでてしまっている
こんな考え方のクセがついてしまっている人のことだ。口を開けば、「自分は悪くない」ということを前面に押し出す。
なぜ他人のせいにしてしまうのか
原因の一つに精神的に繊細で、不安定なことが挙げられる。ストレス耐性が低いともいえる。繊細であるため、起こった出来事を自分の責任と考える余裕がない。
彼ら、彼女らは私は悪くないと考えることで、自分の精神的を安定させているのだ。非常に理にかなった手段と言える。
そして、精神的に繊細な理由、不安定になった理由というのは様々なものが考えられる。幼少時の家庭環境が原因かもしれないし、会社の上司がきついハラスメントをしたのかもしれない。残念な話だが、現代社会では頻繁に聞く話である。
相手を変えるには自分が変わるしかない
まず、直接人を変えようしても時間の無駄である。自分の行動を変えるしかない。他責の人は傷つきやすい、もしくは余裕がないから他責なのだ。
こういう人と接するときは、褒めることを中心としたコミュニケーションをとったほうがいい。褒めることをしなくとも、「ありがとう」など、相手を安心させることが大事なのだ。長所のレッテルを貼ることも有効だ。例えば、「安定して良い作品を作る○○さん」などだ。
人事面談などでも、まず長所を伝えてから、相手に改善してほしいことを述べる。コミュニケーションの基本であるが、今一度見直してみてほしい。
あなたがちゃんとできてると思っていることでも、できてないことがある。例えば、「本当に感謝してるのか?」と思うほどぶっきらぼうな「ありがとう」を言ったり、とりあえず言ってるとしか思えないような感謝の言葉を言う人がいる。
感謝の気持ちを伝えるときでも、ちゃんと相手の顔を見て言うことができない人もいるのだ。最低でも、相手のほうを向いて言うべきである。それだけで印象が激変する場合もある。
部下が他責病の上司は要注意
基本的に部下のほうが立場は弱い。部下にあなたの印象を聞いても、本音を言わない可能性が高い。あなたに忌憚のない意見を言ってくれる人から客観的な意見をもらったり、あなたが若干オーバーに思えるぐらいふるまったりすることが大事である。
すぐに身を守るクセがついてしまっている人には、まずはこうしたことを数週間試してみてほしい。相手を変えるには自分が変わるしかない。
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