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絶対収益追求型ファンドで長期投資をする際の注意点2つ

暮らし

 

台中后里


 

絶対収益追求型ファンドで長期投資をする際には注意が必要だ。

理由は2つだ。一つ目はドルコスト平均法(後述)がうまく作用しないから、もう一つは単純にコストが高いからだ。

無論、絶対収益追求型には、長所もある。この記事では注意点とおすすめの運用方法を書くので、ぜひ参考にしてほしい。

 

 

そもそも絶対収益追求型ファンドとは何か

絶対収益追求型のファンドとは、どんなときでも収益を出すことを最優先として、資金を運用するファンドである。最大の特徴は、アベノミクスのように景気が良くなっているときはともかく、景気が悪くなっているときも収益を出すことを最優先とすることである。

 

例えば、絶対収益追求型ファンドの例として、AI日本株式オープンを例に出してみよう。下の画像の赤い線がAI日本株式オープンの価格である。大抵のときは順調に収益を出して右肩上がりなのが伺える。価格が安定しているのが絶対収益追求型の長所といえるだろう。

 

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引用元:AIファンドの魅力に迫る | モーニングスター 特集

 

 

絶対収益追求型ファンドの注意点とは

それでは、注意点を述べていこう。以下の二つである。

それでは順に説明していく。 

 

1.ドルコスト平均法が上手く作用しない 

ドルコスト平均法とは定期的に同じ金額を投資に回すことだ。例えば、毎月3万円分の投資信託を購入することである。多くの人がこういう形で投資信託を購入しているのではないか。

このドルコスト平均法、実は長期投資において非常に重要である。心理的な抵抗なく、景気が悪いときも投資をすることができるからだ。

長期投資では、「長い目で見れば、将来の景気が現在の景気より良くなる」ことが前提となっている。長期投資では、株や不動産が安い不景気な時こそ、投資をして、株や不動産を購入しておいたほうがいいのだ。不景気になればなるほど、将来の利益が大きくなる。

しかし、いざ不景気となると投資をしり込みしてしまうのが人間の性というものだ。不景気になればなるほど、投資に尻すぼみになってしまう。そこで、ドルコスト平均法である。機械的に「毎月、○万円の投資をする」と決めとく事により、不景気のときも心理的な抵抗なく投資をすることができて、将来のリターンを大きくすることができる。

 

株式のインデックスファンドと絶対収益追求型をドルコスト平均法で比較した場合

ここで、線のように順調な右肩上がりの絶対収益追求型ファンドよりも、値動きがあるファンドのほうがドルコスト平均法が上手く作用することを紹介しよう。

ドルコスト平均法で、株式のインデックスファンドと、絶対収益追求型ファンドに投資した場合の簡単な例を出す。 

  • A:株式のインデックスファンドを仮定したファンド
  • B:絶対収益追求型を仮定したファンド

Aは値動きにバラつきがある(下図の青い部分)一方で、Bは順調に線のように伸びていく場合を考える(数の赤い部分)。

 

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 また、最初の価格と最後の価格はAとBで同じである。

  • Aの値動き:10→11→15→16
  • Bの値動き:10→12→14→16 

 最初の3回で同じ金額の30円ずつを投資して、最後に売却することを考えよう。つまり、両方とも合計30×3=90円投資することとなり、価格が16になったときに売却することとなる。

Excelで計算すると分かるが、Aだと最初の3回で7.73口分ファンドに投資したことになる。一方で、Bだと7.64口しか投資できていない。そのためもちろん、売却したときの収益も違ってくる。Aだと123.64円になるが、Bだと122.29円にしかならない。

結論として、毎月同じ金額を投資するなら、線のように順調な右肩上がりのファンドより、値動きがある普通のファンドのほうがいいということになる。

 

2.コストが高い

これは単純な話だ。コストが高いと投資信託での収益が減る。絶対収益追求型ファンドは、その名の通り収益を追求するため、「利益を上げ続ける」という手間がかかる。手間がかかるということは、人件費がかかるということだ。AIで運用するにしても、AIにもメンテナンスや保守運用の費用はかかるだろう。その分の費用は投資信託での収益を減らしてしまうのだ。安いに越したことは無い。

一方で、例えばインデックスファンドは、ただTOPIXなどを構成しているものを、そのままの比率で所持しているだけでいい。もちろん、いろいろと手間はかかるだろうが、絶対収益追求型よりは明らかにマシだろう。 

先ほど絶対収益追求型ファンドの例として出した「AI日本株式オープン」は、まず購入する際に3.24%の手数料がかかる。また、そのあとの年間1.296%の手数料がかかり続ける(参照:AI日本株式オープン(絶対収益追求型)(愛称:日本AI(あい)) | 投資信託なら三菱UFJ国際投信)。

一方で、インデックスファンドでは、購入する際の手数料がかからず、年間の手数料が1%未満のものが普通にある。

仮に、毎年、AI日本株式オープンの配当利回りが1.9%だとしよう(現在、TOPIXの配当というのが約1.9%である)。1.296%の費用がかかると、手元に残るのは1.9-1.296=0.604%になる。

しかし信託報酬が0.21%のニッセイTOPIXインデックスFを考えよう(参考:投資信託のモーニングスター|スナップショット[ニッセイ TOPIXインデックスF])。

1.9-0.21=1.69で、AI日本株式オープンと約3倍ほど配当の利回りが違う。

この通り、信託報酬が与える影響というのは大きいのだ。

 

絶対収益追求型ファンドのお勧めの購入の仕方

絶対収益追求型ファンドと非常に相性がいいのがNISAである。NISAでは出た利益を非課税にすることができる。通常、利益にかかる税率はおよそ20%なので、このマイナスが無くなるのは大きいだろう。

また、小分けに何回も購入するのではなく、一括でまとまった金額を使用したほうがいいのもポイントだ。

ここまでいろいろと書いてきたが、絶対収益追求型ファンドは価格が安定しているのが長所だ。性質的には債券に近い。もし、あなたが債券に毎月10%投資すると決めているなら、絶対収益追求型ファンドを少し混ぜてみるのも面白いかもしれない。

 

さいごに

 現段階では、私にはまとまったお金がないのであまり投資する気はない。本文中には書かなかったが、もう一つ、投資したくない理由がある。絶対収益追求型ファンドという名前がうさんくさい。

 

 インデックス投資についてざっくりとまとめました。初心者向けです。

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分配金に関する記事を書きました。知らないうちに損をしないようにしましょう。

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 上の記事より簡素なバージョンの記事です。

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