SBI証券でNISA口座を廃止するまでの全手順
SBI証券のNISA講座を廃止したいけど、やり方が分からない。
私も、SBI証券のNISA口座を廃止するのに苦労した。方法がSBI証券のホームページ上に載っていなかったためだ。
結論を書くと、コールセンターに問い合わせるしかない。時間は平日18時までとなる。
それでは廃止するまでの具体的な手順と期間、また、注意点を書いていく。ぜひ参考にしてほしい。
個人はNISA口座は複数持てない
まずおさらいだが、個人はNISA口座を複数の金融機関で持つことができない。そのため、NISA口座を作ったのち、別の金融機関でNISAを作りたくなったら、現在持ってるNISA口座を廃止しなければならない。
私も、最初はSBI証券でNISA口座を持っていたが、明らかにカブドットコム証券のほうがすぐれているのが分かった。
そのため、SBIのNISA口座を廃止し、カブドットコム証券にNISA口座を変えた。
廃止する年にNISA口座を一度でも使っていると、金融機関を変更できない
SBI証券でのNISA口座廃止の話に入る前に廃止する際の注意点を書いていきたい。それは、廃止する年にNISA口座を一度でも売買注文を出して使っていると、金融機関が変更できなくなるという点だ。
例えば、あなたが2017年に別の証券会社にNISA口座を移したくなったとする。2017年に一度でもNISA口座で証券を買い付けていると、最短でも変更できるのは2018年ということになってしまうのだ。
ちなみに、毎年10月1日から翌年の分のNISA口座を廃止できるようになる。
ここで注意しておきたいのは、実質的に年が変わる数営業日前から売買の注文をしてはいけないということである。理由は、買い付けの注文をしたのち、実際に口座の証券が動くには2~3営業日かかるので、実質、数営業日前から注文を出してはいけないことになる。
SBIでNISA口座を廃止するための手順
ここからNISA廃止の手続きの話になる。
主な流れは
- 電話で問い合わせて、廃止申請書を郵送してもらう
- 廃止申請書に署名して返信する
- 廃止通知書が届く
となっている。それでは順に説明していく。
電話で問い合わせて、廃止申請書を郵送してもらう
SBI証券のコールセンターに電話するときに必要なものは特にない。ただ平日18時までに電話しないと対応してもらえないというのがちょっとした注意点である。
問い合わせ先は次のページに載っている。
SBI証券(旧SBIイー・トレード証券)-オンライントレードで株式・投資信託・債券を-
廃止申請書に署名して返信する(廃止通知書ではない)
次に数日して、廃止を申し込む書類が来る(廃止通知書ではない)。それに名前と日付を書いて返信する。他の箇所は全部埋まっていた。アナログなのでちょっと面倒である。
2週間ほどで廃止通知書が来る
ようやく、NISA口座の廃止を証明する廃止通知書が来る。およそ2週間かかるので、これ以上かかっている場合は、会社に問い合わせの電話をしたほうがいい。なお、廃止通知書がなければ、新しいNISA口座を作ることはできない。
さいごに
SBI証券も優秀ではあるが、手数料がカブドットコム証券と比べると非常に高い。私は3銘柄を毎月買っていたので、150円×3で450円、毎月かかっていた。1年で5400円となる。
しかし、カブドットコム証券では無料のETFと手数料が100円かかるものを買っている。100円×12=1200円、1年で4000円以上お得になる。安いに越したことはない。しかも、この4000円をさらにETFの買付資金に使えばもっとお得になるだろう。
SBIは優秀だが、手数料と、NISA廃止についてWeb上に情報が載っていなかった点、これが非常にもったいない限りである。
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