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インデックス投資でカブドットコム証券が強い理由とリスクを数字を使わずに説明する

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将来のためにもインデックス投資をしようと思う。どこの証券会社を選べばいいのか。

 

結論から言うと、多くの人にはカブドットコム証券がおすすめです。

理由は手数料がかからないフリーETFがあるからという一点につきます。他方、やはりリスクもあります。

 

それでは詳しく説明していきます。

 

 

そもそもインデックス投資とは

認識を合わせるためにも、ここでインデックス投資について軽く書いていきます。インデックス投資とは1つの会社や、モノに投資することではなく、グループ全体に分散投資をすることをいいます。例えば、日本の株式市場の会社全部に投資をすることもできますし、世界の会社に投資することもできます。

 

このインデックス投資が、実は素人でもプロの投資家より儲かる方法としてこの本で話題になりましたね。

 

 

私はこちらがお勧めです。

 

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ETF投資信託のコストを比較する

インデックス投資では投資信託に投資をしますが、ここで投資信託は大きく分けて二つあります。

  1. 上場している投資信託ETF
  2. 上場していない投資信託

ここからは、この二つの投資信託を、投資する上でのコストの面で比較していきます。

投資信託のコストとは主に3種類あります。

  1. 売買するときの手数料(販売手数料)
  2. 所有しているだけでかかる管理費用(信託報酬)
  3. 解約するときの手数料(信託財産留保額、ETFにはかからない)

 

 これら3つの面でETFと上場していない投資信託を比較していきます。

 

販売手数料の面での比較

ETFは上場しています。つまり市場で取引される投資信託ですので、売買するときに手数料がかかります。 一方、投資信託は手数料がかからない「ノーロード投資信託」があります。詳細は省きますが、インデックス投資においてメインで投資することになる、世界のいろんな国に分散投資できる投資信託はノーロード型のものが多いので、手数料面では投資信託のほうが優れていると言えます。

 

NISAを使用していると、ETFの販売手数料は無料になりますが、NISAの制度は今のところ金融庁が恒久化を検討しているところであり、恒久的に続くと保証されているわけではありません。そのため、NISA終了後にETFを売ろうとすると手数料がかかってしまいます。インデックス投資では、ほとんどの人が長期保有を考えていると思われますので、売るときに手数料がかかる人は多いでしょう。

参考:NISA非課税期間の延長検討 金融庁、制度の恒久化も(1/2ページ) - 産経ニュース

 

信託報酬の面での比較

信託報酬とは管理手数料のようなものです。毎年かかります。この信託報酬はetfのほうが投資信託より安いのです。安くなる理由は投資信託etfの仕組みの説明になり、複雑になるので省略しますが、ETFのほうが信託報酬の面で優れています。

 

信託財産留保額の面での比較

これは言うまでもありません。投資信託はかかるものとかからないものがありますが、etfにはかかりません。これはETFのほうが優れているでしょう。

 

簡単にまとめ

簡単にまとめると、以下のようになります。

  • 販売手数料・・・投資信託の勝ち
  • 信託報酬・・・etfの勝ち
  • 信託財産留保額・・・etfの勝ち

ここで、もしetfの販売手数料が無かったら投資信託よりetfが優れているということになります。

 

カブドットコム証券にはフリーETFがある

カブドットコム証券にはフリーetfという販売手数料がかからないetfがあります。手数料がかからないのでコストの面で投資信託より優れています。

残る問題はフリーetfの品ぞろえですが、インデックス投資において非常に重要な2銘柄をカバーしています。

  • 1348 MAXIS トピックス上場投信(TOPIXに連動するETF
  • 1550 MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信 (日本以外の先進国全てに連動するETF

この二つで国内と国外の両方の分散投資をすることができます。長期的な視点でリターンを狙っている人はTOPIXMSCIコクサイへの投資を考えていたのではないでしょうか。

 

このためカブドットコム証券でインデックス投資をした場合のみ、コスト面でETF投資信託より優れているのです。

 

カブドットコム証券、フリーETFのリスクを考える

一見、カブドットコム証券が最強のように見えますが、もちろんリスクもあります。思いつくのは以下の3つぐらいでしょうか。

  • その他の手数料というリスク
  • ファンドの運用ミスのリスク
  • 海外ETFの購入ができない

それでは説明していきましょう。

 

その他手数料というリスク

実は、上記で挙げた3つのコストのほかに投資信託には4つ目のコスト、通称「その他手数料」というコストがあります。これは信託報酬と似た管理手数料のようなもので、銘柄やファンドごとに割合が違う上、わかりやすい形で公表されてません。

例えば、AというフリーETFと、それと同じ指標で連動し、同じ信託報酬のフリーではないBというETFで考えてみましょう。一見、Aのほうが手数料がかからないのでコストが低いと思われがちですが、その他手数料という面ではAのほうが高いかもしれません。

喜び勇んでカブドットコム証券でAというETFを大量に買い込んだら、実はその他手数料が多くとられてしまい、結局手数料をかけてでもBを買うほうがよかったということになってしまうかもしれません。

 

ファンドの運用ミスというリスク

お金の運用も人の手を介して行うため、ミスが起こりえます。

例えば、人気銘柄の「ニッセイ外国株式インデックス」もミスをしていました。内容はMSCIコクサイと運用成果が連動するべきなのに離れすぎたというミスです。

参考:http://www.nam.co.jp/company/pdf/report/161115_info3.pdf

例えば、フリーETFのみを購入して、運用ミスが起こってしまったら、それもやはり他の銘柄も買っとけばよかったということになりかねません。

 

海外ETFが購入できない

SBI証券楽天証券では海外ETFが購入できるのですが、カブドットコム証券では現在、購入できません。詳細は省きますが信託報酬の面で国内のETFより海外ETFのほうが圧倒的に安いです。ですが、海外ETFによる収入は海外で課税されたり、それを控除するのに確定申告が必要だったりと、海外ETFが絡むと資産運用は複雑になってきます。複雑になるので、ここでは割愛します。

 

さいごに

結論として、カブドットコム証券でインデックス投資をする場合、コストの面で他の証券会社より明らかにお得です。ただし、一本化することによるリスクもあります。

個人的には、リスクはありますが、それでもカブドットコム証券はおすすめです。普通だったら、売買することにかかる手数料を100%カットできるというのは明らかなメリットです。インデックス投資は数十年続けるものなので、手数料もバカになりません。

それに、今後フリーETFの種類は増えていくでしょう。むしろ、フリーETFが存在しない証券会社は今後の選択肢として無しになっていくかもしれません。

 

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ほかにはこんな記事も書いています。分配金の再投資は税金が何度もかかるので損をするという話です。

 

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SBIでNISA口座を廃止しました。私の実体験です。

 

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